真霊論-精神病と霊の関係

精神病と霊の関係

精神疾患の一部は、霊のはたらきによって誘発されるケースがあると言われている。
現代のストレス過多な社会、核家族などの人間関係小型化・希薄化の増加によって、多くの精神疾患が生まれた。
それは本人の成育歴・気質が原因とされがちであるが、いまだにはっきりと解明されていないのが実情である。
治療に関しては投薬・カウンセリングなど、医療行為をベースに行わなくてはならない。
精神疾患は、基本的に霊障でない場合がほとんどだ。
しかしその症状をみていくと、なんらかの霊に憑依されていると推測される場合がある。適切な除霊により、改善の手助けになることもあるため、参考にして欲しい。
精神疾患には、精神病・神経症・人格障害、の3つの種類がある。
それぞれに関係する霊について、以下に述べる。

精神病

最もポピュラーな精神疾患。主なものにはストレス性の急性の精神病、統合失調症・うつ病など内因性のもの、脳の異常(アルツハイマーなど)、中毒性の疾患(アルコール中毒など)が挙げられる。
〈統合失調症の症状の場合〉
・躁とうつ状態を繰り返し、不安定な感情になる
初期症状のひとつであるが、憑依されかけている時は、心身のコントロールが利かずに感情が大きく揺れがちになる。
もしくはごく軽度の憑依であることも考えられる。
・会話が支離滅裂になる
憑依霊の中でも、動物霊など強い霊がとりつくと、会話が乱れたり、荒々しい行動をおこしたりする。
・「体内に盗聴器が埋め込まれた」など身体への影響・違和感を訴える
ごくまれに、軽度の憑依が考えられる。
・幻聴・幻視などの幻覚
幻聴は特に、強い憑依霊(自縛霊・動物霊・生霊など)の初期段階として行われる。
基本的にはこの世・又は本人への恨みの文句が吹きこまれることが多い。
しかし一見有益なメッセージが聞こえることもある。これは、悪霊が自分の存在をいったん信用させた後に、人生をも乗っ取るような強烈な憑依をもくろんでいる場合がある。
治療とともに、適切なプロへの除霊も検討した方がよい。
・離人病(自分が何者かに操られている感覚)
典型的な憑依現象である。
自分が行動した記憶がないのに痕跡が残る、他人に一度も知らせてないことを既に周囲が把握しているなどの症状だ。
実際には本当に行動をしたり、周囲へ本人が吹聴したりしているのだが、その時の記憶がない場合は、霊によって記憶を失わされている時に操作されていることもある。
しかし、薬によっては、健忘を起こすものもあるので、よく見極めたい。
・被害妄想などの妄想
まれに、霊が悪戯して感情を揺さぶるケースがある。浮遊霊などの軽い霊障が多い。
〈うつ病の場合〉
精神状態が極端に落ち込む、または異常に闊達になる疾患は、生霊が関わる場合が多い。
生霊にとり憑かれている、ないしは自分が生霊を飛ばしているとどちらかである。
生霊は直接的な恨みを原因とし強く憑依するため、自分の環境を整えるとともに正しい除霊を検討しよう。
〈中毒性疾患〉
アルコール、麻薬などの中毒依存的な疾患は、強い憑依である場合が考えられる。
治療しているのにも関わらず、中毒の原因を我慢できずに、衝動的な行為を繰り返すような場合、動物霊や生霊などの憑依が誘発するパターンがある。
〈脳異常で起こるもの〉
脳の中枢が破壊される、もしくは機能不全などは、先祖からの霊的な因縁から引き起こされる場合がある。
それを通じて先祖が、何か訴えたいことがあると推測される。先祖供養を行うことで問題の糸口が見え、結果的に快方に向かうケースがある。
その他には、水子霊がとり憑いていることも考えられる。この場合は母親による供養・除霊・カウンセリングが効果的だ。

神経症

精神病までは至らない、軽度の精神疾患を指す。
よく知られているものでは、不安神経症、強迫神経症、恐怖症全般(高所恐怖症、先端恐怖症など)、ヒステリーなどが挙げられる。
基本的には幼少期のトラウマや、本人の性格・気質が極端に肥大する形で発症する。人によっては、思春期の感受性が豊かな時期に、一時的にこれらの疾患になることも多い。
しかし強迫神経症は、脳内でのセロトニン異常が引き金になることも解明されている。
霊的な見地からいえば、本人の波動が低下している時に、性格や気質にマッチした霊を呼び込んでしまうというパターンがあるようだ。
それほど強い憑依ではなく、投薬やカウンセリングで治療し、良好な精神状態になった時には、霊障もほぼ改善される。

人格障害

一般人と比べて極端な発言や行動を繰り返し、社会生活にうまく適合できない人間のことを指す。
基本的には、本人の成育歴と性格が原因で、霊とはあまり関係ない物の方が多い。
そのなかでも霊に関わると考えられるものには、妄想性人格障害 、反社会性人格障害、 回避性人格障害、などが挙げられる。
〈妄想性人格障害〉
自分が人より優れている、特別な人間だなどと思い込み虚言を繰り返す障害。
これは幻聴や夢見によって、何らかの霊的操作、憑依が行われている場合がある。強い憑依の初期段階であることが予想されるため、ここから本格的な精神病に移行する前に対処したい。
〈反社会性人格障害〉
犯罪者などにみられる、人を容易に傷つけたりできる性格を持つ人間。
野蛮な、動物霊などによる強い憑依が行われている場合が考えられる。除霊すると憑きものが落ち、今までにはなかったような穏やかな性格になる。
〈回避性人格障害〉
いわゆる「引きこもり型」の、他人と深くかかわりたくない性質の人間。
無気力な状態は、本人が生霊を飛ばしてしまっている場合がある。もしくは、色情霊や自縛霊などに支配されて、生気を失わされていることも考えられる。

《さ~そ》の心霊知識