真霊論-シルバーバーチの霊訓

シルバーバーチの霊訓

シルバーバーチは、とある青年に憑いた霊の名前。
シルバーバーチの霊訓とは、つまりシルバーバーチという名の霊の教えのこと。定期的に行われた「ハンネン・スワッファー・ホームサークル」という霊交会で記録された霊訓をまとめたものが『シルバーバーチの霊訓』というタイトルで刊行された。また、霊訓を新聞に掲載すると反響は大きく世界で愛読されるようになった。

シルバーバーチとは

1920年代にイギリス青年モーリス・バーバネルに憑依して語った霊的なものの名前がシルバーバーチである。「白樺」という意味。60年に渡り近代スピリチュアリズム(心霊主義)的な教訓を説いた。
霊媒であるバーバネルがスワッファーと行う「ハンネン・スワッファー・ホームサークル」の指導霊。
神界と物質界の中間階層に存在する3000年ほど前の古代霊という。現世に直接影響できないため、地上にいるアメリカ・インディアンの霊を仲介してバーバネルを霊媒にスピリチュアルな教えを人々に伝える使命を持って地上に戻ってきた霊的存在である。

シルバーバーチが現れた日

18歳のときモーリス・バーバネルは当時彼が司会をしていた社交クラブの講演者から霊交会に出席するよう勧められた。無神論者で冷やかし半分で出席したバーバネルは居眠りをしてしまいそれを詫びたところ、「インディアン(シルバーバーチ)がバーバネルの口を使って話していた」ことを他の出席者から知らされ、霊媒となったことを知る。
1924年、ジャーナリストのハンネン・スワッファーと出会ったバーバネルは、スワッファーの自宅で霊交会を行うようになった。以後、シルバーバーチは、スワッファーの霊交会で指導霊となり長きに渡って霊訓を説いた。この霊交会「ハンネン・スワッファー・ホームサークル」は毎週金曜日の夜に定期的に行われ、シルバーバーチの霊言は速記によって記録された。

シルバーバーチの霊訓

使命、目的、人間について、キリスト教について、神、祈り、霊、睡眠、輪廻、霊界、霊界での暮らしなど、さまざまな霊言を残している。
その思想は、キリスト教の教義やアメリカン・インディアンの教えに通じるものがあり、博愛やエーテル体、霊界などについて語っている。さらには、霊界での生活についても言及している。

《さ~そ》の心霊知識