オーラとは、すべての生命体から発せられている微弱な電磁エネルギーのことを指す。
基本的に目視はできないが、霊的に力のある人・又は訓練を受けた人には見えるそうだ。
よく「あの人はオーラがある」などと言うが、一般の人でもオーラエネルギーを感じることはあるだろう。また宗教画によく描かれる、キリストの頭上の天輪やブッダの後光はオーラを示している。
オーラは人間はもとより、動植物、海や山などにも存在すると言われている。そして、中国では気、インドではプラナ、タイではピーと呼ばれるものもオーラの一種である。
オーラは、身体を卵型の膜で包み込むように存在し、7層で構成されているそうだ。
内側から第1層、第2層…となっており、それぞれに象徴される心身状態・性質がある。
以下はその詳細。
第1層 エーテル層=肉体的面 (健康状態、サバイバル)
第2層 イモーショナル層=感情 (性的エネルギー、創造性)
第3層 メンタル層=行動 (仕事、パワー、エネルギー)
第4層 アストラル層=アイデンティティ(自己評価、自分・他者への愛)
第5層 エーテルテンプレイト層=コミュニケーション(過去世、守護霊)
第6層 セレスティアル層=直感 (考え方、ひらめき)
第7層 ケセリック層=霊的次元(宗教的カルマ、今世の課題・運命、未来)
人の身体から出る、オーラエネルギーの出入り口のことをチャクラと言う。
チャクラは背骨から約10センチほど後方の、身体の中心線上に縦に並ぶように配置されている。それぞれのエネルギーの強さは、内臓の状態・性格などと密接に結びついているそうだ。またチャクラには色が付いている。
以下は各チャクラの名称、色、場所、意味、身体の影響する箇所である。
1 ルートチャクラ (赤) 背骨最下部 /命、意思 /血液、腎臓、リンパ
2 スプリーンチャクラ (オレンジ) へその下部/創造性、心、感情/脾臓、膀胱
3 ソーラプレクサスチャクラ (黄)膵臓部/知性、個性/消化器系、胆のう、肝臓
4 ハートチャクラ (緑) 心臓/愛情、癒し/心臓、肺、免疫系
5 スロートチャクラ (青) のど/コミュニケーション、表現力、ひらめき/のど、首、声
6 サードアイチャクラ(藍) 眉間/透視、霊的/目、神経系
7 クラウンチャクラ(紫) 頭上/知識、超意識、霊性/脳
全ての箇所からエネルギーが放出されて7層を形成し、さまざまな色が重なりあいオーラを作る。複数の色彩が混ざりあうことで、上記にない色が出来る場合もある。
強く出ているオーラの色によって、その人の肉体的・精神的状態が分かると言われる。
以下に例を挙げる。
・レッド=行動力、活動的な状態。 あるいは怒り。
・オレンジ=健康、精神的な充実感。
・イエロー=陽気、憶病、好奇心旺盛。
・グリーン=癒やし、優しさ、いたわりの心が強い人。
・ブルー=思慮深さ。知性、落ち着き。
・パープル=探求心、追求、宗教心、芸術性 ・ピンク=愛情、未熟、保護。
・グレー=不安定、曖昧さ、ストイック、精神的ダメージ、不健康
・ブラック=否定的、神秘、死期
・ホワイト=無個性、純真、 調和
・シルバーホワイト=神性
・ゴールド=霊性、ハイアーセルフ(高次の霊的存在とのつながり
スピリチュアルブームから、霊能者がオーラを鑑定するという案件が、昨今ではよく見られる。また特殊な方法でオーラの写真撮影をしてくれるところもある。
ただ、自分のオーラカラーを知るのは霊的に特に大切なことではなく、心身によき変化をもたらすこともない。
好奇心・遊びの一環として楽しむのは個人の自由であるが、「あなたのオーラは霊的に問題があるので祈祷した方がよい」などという者はインチキ霊能者であるから気をつけよう。
オーラを見るというのは、決して特殊な能力ではない。
誰でも訓練次第で見られるようになるものだ。
その手順を紹介しよう。
1.準備
電気を消し、周囲を暗くする。
そして、画用紙や壁などを利用して黒か白の背景を作る。
その上に、手(右、左手どちらでもよい)を開き、背景に向かってかざす。
オーラは人や生物からの発光なので、暗くすることや背景をシンプルにすることで初心者でもみやすくなる。
2.オーラに焦点を合わせる
背景にかざした手を見つめ、オーラが見えてくるのを待つ。
ただ、その見方にはコツがある。
まず始めは、力を抜いてリラックスし、焦点をぼやかして遠くをみているような感覚でみる。
背景も含めて、全てがぼんやりした視界の中に映るようにする。
3.オーラの確認
焦点がぼけた状態を保ったまましばらく手を見つめていると、手や指の周りを包み込む縁取りの、白いもやのような光が見えるだろう。それがオーラである。
だいたい始めての人でも2、3分で見えてくるようだ。慣れると光の縁取りにさまざまなカラーを見ることが出来る。
徐々に明るいところでも見えるように練習すると、他の人や植物、動物などのオーラを観察することが出来るようになる。
もし、何度やっても見えないと言う場合は、一度きつめの寄り目にし、焦点がぶれた状態を強制的に作るとよいようだ。そこからゆっくり戻していくことで、オーラがみやすい視点を作ることが可能である。
人によっては、指先から直線的な、まるでレーザー光線のような光を確認することもある。また、頭上に輪のようなものが光が浮いているのを目撃した人もいる。