真霊論-アリソン・デュボア

アリソン・デュボア

1972年1月24日アリゾナ州のフェニックスに生まれる。
彼女は死者の声を聞いたり死者のビジョンを追体験したり出来る事で有名だ。
この能力により全米の司法機関より犯罪捜査への協力を求められるようになる。
現在も多くの殺人事件や失踪事件捜査等にて、大いに活躍を遂げている。
この死者とのコミュニケーションの他に、未来予知、死期を言い当てるなど、さらにはリーディング能力も備えている。
犯罪捜査の時、犯罪者の額に手を当てる事で心理状況を読み取り、殺人の動機、どのようにして殺したのか、全て言い当てたのだという。
彼女は活動的で、自分の持っている能力を使用し、2000人以上もの人達の、家族など大切な人を失ってしまった悲しみ等和らげる手伝いをしている。
アリソンは6歳の頃にこの能力に目覚めたという。
全米ではアリソン・デュボアの数奇な人生を脚色してシリーズもののテレビドラマとして発表。
2005年1月より、全米NBCネットワークやCBS等で、放送が開始された。
「ミディアム 霊能捜査官 アリソン・デュボア」(主演パトリシア・アクエット)
ちなみに自伝等書物もいくつかだしており、代表作「あの世から届く愛のメッセージ」は、ニューヨーク・タイムズのベストセラー・ランキング入りを果たしている。

アリソン・デュボアの家族

一般企業の研究職についているという数学者の夫のジョー、そして娘が3人居る。
夫のジョーにはこの様な能力は一切ない。
が、娘3人、特に長女のアリエルが色濃くその力を受け継いでいる。
例えば、家の中で独りだけにさせておく。
すると誰かと話して大笑いしたり、見えないお友達が随分といたらしい。
家族内ではそれらの能力を不快に思う者も無く、和気藹々と生活しているという。

長女 アリエルの能力

学校で答えを言い当てて教師にカンニングだと勘違いされたり、夢で助けを求められているのが気になり、衝動的に学校から脱走して、捜索願いを出されて大騒ぎになったこともあるという。
アリソンは見えない存在とのコミュニケーションは、サインを見つける事、そのサインの存在を受け入れられる人達だけが感じることが出来るのだと、娘達に教育していた。
ある時アリソンは娘のアリエルに行方不明の少女の下の名前だけを紙に書いて渡した。
見たり感じたりした事を何でも書き出しなさいと指示をだす。アリソンは期待していたわけでもなく、娘が霊とコンタクトし、犯人像が書けるかどうか見たかっただけだ。
アリエルが描いた絵を、アリソンの書いた犯人像と見比べてみると、やはりかなり類似していたようだ。

アリソンの兄・マイケル

アリソンには兄・マイケルがいる。
マイケルもこの様に亡くなった人達を見たり、その声を聞いたりする事が出来るのだ。
しかし、マイケルはこの能力を受け入れるべきか、無視するべきかで苦悩しているという。
だが、かつてマイケルが軍隊にいて戦争に行った時、その能力を最大限に使って五体満足で帰還する事が出来た。
とはいえ、その能力は妹のアリソンよりは弱く、霊が何か言っているのは解るが言葉を拾う事が出来ない。
マイケルは自分の能力に関心はあるが、そういった仕事はするつもりはないという。
現在はアリソンとお互いに見たり聞いたりした事を話し合い、そうする事でお互いの能力を研究し、能力の向上に務めている。

《あ~お》の心霊知識