真霊論-クリスタル・ワーク

クリスタル・ワーク

クリスタル・ワークとは、水晶やパワーストーンなどと呼ばれる一群の鉱物類を、人間の心身の健康や癒し、および霊的な成長・守護などに活用するための、さまざまな実践法・活用法の総称である。
ニューエイジショップなどで販売されているクリスタル類を見てみると、携帯するお守り的なパワーストーン商品以外にも、いろいろなものがある。
クリスタル・ワークなどに主に用いられるものに「ウォンド」と呼ばれる形状のものがある。
その特長は「先端部分が尖っていること」にある。
つまりその先端から、霊的なエネルギービームを照射させ、ヒーリング効果や何かしらのエネルギー的な改善を目的とするクリスタル・ワークに活用されるのが、「ウォンド」なのである。
また、大きな球状の透明水晶等は、霊能者や占い師の補助アイテムとして昔から有名だが、これは、その水晶が発信するある種の振動(波動)が、人間の霊能力を補助すると信じられているからである。

主なクリスタル・ワーク

●瞑想のサポート
水晶などを持つ、あるいはそばに置くことで、瞑想において深めていくことをサポートする、とされている。

●パワーストーン各種の効果効能を活かす
パワーストーン各種には、さまざまな効果効能があるとされ、それらを携帯することなどで活用する。
人気のあるパワーストーンの効果効能例には、以下のようなものがある。
(ただし、これらの効果効能の内容は、人によって定義が異なる場合もある)。
・リラックス&ヒーリング効果
アズライト、インカローズ、エメラルド、オブシディアン(黒曜石)、カルサイト(ピンク、青)、スモーキークォーツ、ターコイズ(トルコ石)、トルマリン(緑、黒、ウォーターメロン)、ひすい(ジェード)、フローライト、ムーンストーン、ローズクォーツ等。
・不安・恐怖・怒りを抑える
アベンチュリン、アメジスト、アンバー(琥珀)、オニキス、クリスタル(水晶)、サファイア(ブルー、スターグレー、ブラックスター)、タイガーズアイ、トパーズ、パール(真珠)、マラカイト、ルチルクォーツ、ルビー、ロードナイト等。
・恋愛&結婚
アクアマリン、アメジスト、インカローズ(ロードクロサイト)、オパール、ガーネット、カーネリアン、コーラル(珊瑚)、サードニクス(サードオニキス)、セラフィナイト(クリノクロア)、セレスタイト(セレスタイン)、ヘマタイト、ローズクォーツ等。
・厄よけ&魔除け
アゲート(めのう)、アメジスト、オブシディアン(黒曜石)、クリスタル(水晶)、サファイア(ブルー)、サンストーン、ジャスパー、セラフィナイト(クリノクロア)、ターコイズ(トルコ石)、ダイヤモンド、トパーズ、トルマリン(黒)、ひすい(ジェード)、ブラッドストーン、ヘマタイト、ホークスアイ、マラカイト、ラピスラズリ、ルビー、ロードナイト等。
・運気上昇・幸福
アメトリン、アンバー(琥珀)、オニキス(茶・白)、オパール、ガーネット、コーラル(珊瑚)、ゴールド(金)、サファイア(ブラックスター)、サンストーン、ターコイズ(トルコ石)、タイガーズアイ(レッド)、トパーズ、ヘマタイト、ホークスアイ、ムーンストーン、ラピスラズリ等。

●クリスタル・ヒーリング
心身のヒーリングに特化したクリスタル・パワーストーンの活用法が、クリスタル・ヒーリングと呼ばれるものである。
ヒーリングの手法は、星の数ほどさまざまに存在している。
最もポピュラーなスタイルとしては、身体のエネルギーポイントである「チャクラ」に合わせて、色と効果の適したパワーストーンを活用する方法がある。
これは例えば、身体を横たえ、体のチャクラポイントに最適なパワーストーンを置くだけでもヒーリング効果を発揮するとされる。
その他にも、前述の先の尖った「ウォンド」型のクリスタルを使い、霊的エネルギーを増幅させ、身体に注入したり、オーラの修正を行うなどのワークもある。

クリスタル・ワークの危険性

水晶はクリスタル・ワークのような「信仰」にも近い存在でありながら、一方では、「水晶振動子」として、クォーツ時計、無線通信、コンピュータなど、現代のエレクトロニクスには欠かせない部品として活用されてもいる。
信仰の対象とすべきかどうかはさておき、水晶などの鉱物類が、何かしらの振動を増幅する等、ある種の装置として機能することだけは、おそらく確実のようである。
水晶を振動の発信器と考えると、同時に、ある種の振動の記憶装置と呼ぶこともできる。現にシャーマンたちは、洞窟の水晶を霊視することで、太古の記憶を引き出すといった作業も行う。
これらのことから、水晶にネガティブな要素の振動が封印される可能性も指摘されている。
また、クリスタル・ワークなどを行う際に、施術者の持つ心身的、もしくは霊的なネガティブなエネルギーが、クリスタル等によって増幅され、相談者に入り込む可能性も指摘されている。
従って、クリスタル・ワークを行うものは、クリスタルなどの浄化を行うだけでなく、自身の心身バランスの浄化も必須のものといえるであろう。

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