他者の想念に敏感な人、心優しい人間も憑依体質であることが多い。何故ならば自身の苦しみや悲しみ、成仏できない思いを理解してくれそうな人間に霊は憑依するからである。浮遊霊や地縛霊も元人間であるので、人から好かれる人は霊にも好かれる。また自分と似た思考、性格を持つ人間に憑依する場合もある。それらの霊なおおよそネガティブな感情を抱いているため成仏できないので、ネガティブな感情や思考を持つと憑依されやすい。
また食欲、性欲、飲酒に執着心を持っている霊はそれを満たそうとする。自身の死を理解していない霊は生前と同様の生活を送ろうとする。よって酒場の人間や自身と同様の欲望を持ちそれを満たそうとしている人間、自身と同様の習慣がある人間に憑依しやすい。
それから霊は肩甲骨の間の辺りから肉体に入り込むため、脊椎に異常があり防御力が落ちていると憑依を受けやすい。その辺りに温湿布を貼るなどして温めて霊的力を高めると、憑依を受けにくくなる。
言動に一貫性を欠く、ムードやノリなど周囲の空気に流されやすい、お人好しであるなどの特徴がある人は憑依体質である可能性が高い。また未浄化霊の食に対する執着や他者の「いっぱいご飯を食べよう」という想念の影響を受けやすいため、憑依体質の人は肥満がちである。それから未浄化霊の憑依を受けるとマイナスエネルギーが体に影響して、もしくは肉体に霊魂が二つあるという異常事態にアレルギー反応のようなものが起きて、吐き気、頭痛、倦怠感など体調不良になりやすい。
霊媒体質とは霊を引き寄せやすい体質のことを言う。
尚、ここで言う体質は身体の事ではなく当人の霊魂(※)の特質の事を示す。
①ネガティブな思想
何事も前向きに考えるのではなく悲観的に物事を捉えやすい性質(霊魂の性質)
②責任転嫁な性格
何事も自分で責任を取ろうとせずに、人のせいにする性質
③他力本願な性格
何事も人任せで自分で解決をしようとしない性質
④生まれながらに霊を引き寄せやすい遺伝的な性質
生まれてから吸収する様々な情報により霊魂が霊媒体質に変わっていくのとは違い、生まれた直後から霊に興味をもたれやすい性質
①②③においては体質を改善する事が可能である。性格や思想は霊魂の性質と親密な関係があるため、これらは自らの努力で改善していく事が可能である。
しかし④の生まれながらの霊媒体質においては改善の余地が無い。医学で言う遺伝的なものと同じで、先祖から代々と霊魂の性質を引き継いでしまう事がある。
遺伝的な霊媒体質者として生まれてきてしまった人は生涯その体質と向き合い生きていくほか無いのである。