真霊論-動物霊

動物霊

動物霊とは、死んだ動物の魂が霊と化したもののことだ。
しかし人間の霊でも、あまりに古く霊界にいるものは動物霊と同じような存在になることもある。 
これは低級霊の一種であるが、神社などで祭られている霊魂は位が高いものだ。
よく「こっくりさん」で霊を呼ぶものがあるが、これで降臨するのはたいがい低級動物霊である。
では、動物霊の種類、症状、対処法を以下に説明する。

種類

動物霊は基本的に2種類だ。
1 家畜
犬、猫、牛、馬、などがここに該当する。
特に、犬は飼い主も守るパターンが非常に多い。
2 神殿に祭られたもの
狐、狸、蛇などが挙げられる。龍神などもこの一種だと考えられる。
これらは神の使いの役割を持つ、高級霊である。
しかし人に悪さを働く悪霊もまれにいる。

症状

動物霊の症状は、人間霊とは違い本能的な部分を覚醒させてしまう。
理性を失い、野生的になる場合が多い。
主だったものは以下の通り。
・目つきがきつくなる
・考え方に品が無くなる
・壁などを蹴る、つばを吐くなど荒い行動が増える
・暗い所、夜を好む
・動物によく似た仕草をする(例:猫なら爪でひっかく行為など)
・性が乱れる
・食べ物の好みが変わる
その他、憑依が長期に渡った場合は、生気もなくなり最悪の場合は、精神破壊なども考えられる。

対策

動物霊の憑依を防ぐ、又は除霊することはそうそう簡単ではない。
そのパワーは人間霊よりもはるかに強い。
また憑依も実に巧みに行う。
例えば、まず予知夢や幻聴などを使い、ターゲットによい思いをさせるように仕向ける。そうすれば普通を人は「よいことの前兆をつかめた」などと喜んでしまうだろう。このようによからぬ誤解をさせておいてから一気に肉体を乗っ取り、怨念など晴らすための行動を起こす。
対策は2つある。

1 絶対に動物虐待しない
動物霊にとり憑かれる人は、今までに何らかの動物虐待をしている人が多い。
動物の怨念は人よりはるかに深いので、注意しなくてはならない。
たとえ多少の悪さを働いてきても、いじめるような行動は避けた方が無難だ。
またペットを飼っていた人の場合であるが、死後も長期間忘れずにいるのはよくない。このような感情は、動物の成仏を阻害してしまうためだ。
人の場合は感謝の念を捧げ、祈ることが供養になるが、動物は忘れてあげることが一番の供養なのだ。
次の世へと送りだすためには、むやみに思い起こしたりしない方がよい。

2 冷静さを保つこと
動物霊に限らず、悪霊の憑依を避けるためには、霊障に振り回されない強い意志を持つことが肝要である。
その上で、動物霊の憑依を受けやすいのは、アグレッシブで情熱的、もっと言うと、人当たりがきつく激しいタイプが非常に多い。
自分がパワフルで行動的な分には構わないが、それが周囲への攻撃につながるような人は、気をつけるべきである。
動物霊はとても本能的で、周りの迷惑を省みずに自分の要求だけを強権的に押し通そうとする低級霊だ。これに同じタイプだと感じさせてしまう性格の人を、彼らは敏感にかぎわける。そのような人にはここぞとばかりによってきて巧妙に憑依するのだ。
動物霊は冷静さを常に保ち、気配りや感謝の気持ちで内心を満たす人には寄り付かないものだ。心あたりのある人は気をつけてほしい。

動物霊-解説②

動物霊とはその名の通り動物の霊魂の事を言う。
動物霊は人間の霊魂とは違い感情をほとんど持たないため人に災いをもたらしたり不幸に導くような行動は起こさない。
また生霊(※)にも化けない。
死んだ動物が人間で言う浮遊霊(※)のような状態で、死んだ事に気付かずにこの世に留まる霊魂を動物霊と言う。
しかし稀に動物霊が人間に憑依し人間に悪影響を齎す事もある。
当人に恨みがある等という感情ではなく、犬が人間になつくのと同じ感覚で、人間に遊んでもらいたい等の何らかの興味を持ち関わろうとすると不意に人間の魂と同調し憑依してしまうのである。
動物霊自体に悪気は無い。
憑依された人間は、やはりその動物のような仕草を気づかぬうちにしていたり、感情が凶暴になったり、やたらと大人しくなってしまったりする。
愛犬が死後飼い主に憑依する例が最も一般的で、仕草が愛犬の様になってしまったり、死後もいつまで経ても愛犬への執着を断ち切る事が出来ず悲しみ続ける行為も憑依を疑う必要がある。
動物霊による憑依は非常に厄介で、人間と違い知能が低いため相手を諭す事が困難であり、所謂浄霊(※)のような祓い方は出来ないとされている。

《た~と》の心霊知識